パン作りに興味があるけど、なんとなく難しそうで手を出せていない方へ。
実はパン作りは思っているよりも簡単で、特別な道具もほとんど必要ありません。どの家庭にもあるようなもので代用できたり、100均で揃う道具もたくさんあります。
今回の記事はパンが完成するまでの基本の流れに沿って、パン作りを始めるために必要な道具を解説します。
「レシピ通りに買わないとダメ?」「家にあるもので代用できないの?」など。私自身も趣味でパン作りを始めるときに知っておきたかった情報を、初心者目線でわかりやすくまとめました。
それではさっそく見ていきましょう。
パン作りの基本の流れ・工程
まずは基本的な流れを見てみましょう。

流れ全体を見ると、確かに工程は多くて大変そうです。
ですが実際に手を動かして「作業」をするのは
①計量 ②捏ね
④ガス抜き・分割 ⑥成形
の工程だけ。
③一次発酵 ⑤ベンチタイム
⑦二次発酵 ⑧焼成
これらの工程は、パン生地を膨らませる・焼くの工程なので、作業はせずに待つ時間と考えてOKです。
一見工程が多いように見えますが、実はそうでもないのです。
これらの作業工程で使用する道具も意外と少なく、ほとんどが家にあるもので代用できます。
パン作りに必要な道具
基本の道具まとめ
| 道具名 | 必要度 | 使う目的 | 代用できるもの | 100均 |
|---|---|---|---|---|
| スケール | ◎ | 材料を正確に測る | 計量カップ・計量スプーン | △ |
| ボウル | ◎ | 生地を保存・発酵させる | タッパー・深いお皿 | 有 |
| クッキングシート | ◎ | 天板にくっつかないようにする・洗い物を減らす | 天板に油をひく | 有 |
| 布巾 | ◎ | 生地の乾燥を防ぐ | ラップ | 有 |
| オーブン | ◎ | 焼く |
レシピによってはトースター・フライパンでも可 |
無 |
| ヘラ | 〇 | 手を汚さず材料を混ぜる・すくう | スプーン | 有 |
| めんぼう | 〇 | 生地を伸ばす | 手でも可 | 有 |
| スケッパー | 〇 | 生地を分割する | 包丁 | 有 |
| ハケ | 〇 | ツヤ出しなどに使う | スプーンなど | 有 |
| こね台 | △ | こねる場所として使う | 台所の広いスペース・まな板など | 無 |
| クーラー | △ | 焼いたパンを早く冷ます | 網やお皿など | 有 |
| 型 | △ | 食パン型 | 作るパンによる | 有 |
| 温度計 | × | 発酵・生地温度の確認 | 感覚でOK | 無 |
| 発酵器 | × | 発酵を一定に保つ | オーブン発酵機能や室温でも可 | 無 |
※必要度: ◎=絶対必要 〇=あると便利 △=なくてもOK ×=不要
道具の役割と代用アイデア
スケール(はかり)
美味しいパンを作る成功への道は、材料を正確に測ること。特に、塩とイーストの正確さは大事です。
測ることができる最小計量単位が0.1gのスケールなら、より正確に計量できて安心ですが、私は1g単位のものしか手元にないのでそれを使用しています。それでも慎重に量れば十分です。
手元にスケールがない場合、砂糖・塩・イースト・などは計量スプーンで、水・牛乳などは計量カップで計ることも可能です。
100均にもスケールは置いていましたが値段は1000円くらいしました。せっかく買うなら、機能性を重視して選んだ方がいいかもしれません。
ボウル
材料を混ぜるときや、生地を発酵させるときに必要。ステンレス製でもガラス製でもOK。ボウルがない場合は、深さのあるタッパーや深めのお皿などでも大丈夫です。
蓋が付いているものなら生地の乾燥も防げて便利。とにかく生地が入る容器なら何でも大丈夫です。100均にもあります。
クッキングシート
基本的なパンの焼成に必要です。オーブンの天板にパンが引っ付かないようにするためですが、洗い物を減らすためにもシートはあると便利です。100均でも購入可能です。
布巾
正確には、濡れ布巾を使用します。ベンチタイムや発酵中などに、濡らして固く絞った布巾をかぶせることで、生地の乾燥を防いでくれます。
乾燥を防ぐことが目的なので、代わりにラップをかぶせてもOK。大きなビニール袋に空気を含ませて生地の入った容器を入れて袋を縛っておく方法でも良し。もちろん100均にもあります。
オーブン
パンの焼成に必須ですが、トースターやフライパン、蒸し器などで焼き上げるレシピもネットにはあります。そのようなレシピ本も沢山あるので、オーブンがない方は参考にしてみてください。
どんなパンを焼くかにもよりますが、オーブンは150℃〜230℃くらいの設定が出来ればいいと思います。発酵機能があれば便利ですが、なくても大丈夫です。
ヘラ
捏ねる前に材料をざっくり混ぜたり、手を汚したくないときに便利です。
ヘラがない場合はスプーンなどでも十分です。素材はシリコンなどがくっつきにくくておすすめ。100均にも売ってますし、無印良品やニトリでも取り扱っています。
めんぼう
成形の際、生地を伸ばすために使います。ガスを抜くことに特化したガス抜きめんぼうや、木のめんぼうでも、なんでも大丈夫です。手でも伸ばせますが、めんぼうのほうが均一に伸ばせて便利です。100均でも購入可能です。
スケッパー(ドレッジ)
主に生地を分割するときに使用します。また、こね時に台や手などに引っ付いた生地を剥がすときにもあると便利です。100均でも購入可能。
ハケ
生地の艶出し(ドリュール)のために使用します。あんぱんやクリームパン、バターロールなど。逆に言えばツヤを出す必要のないパンならハケは必要ありません。
塗りムラのないきれいなツヤを出したい方は刷毛がおすすめ。シリコンのハケでも大丈夫ですし、スプーンの裏側を使って塗ってもOK。100均でも購入可能。
こね台
パンを捏ねるスペースのことです。パン作り専用のこね台やマットなど、くっつきにくくて、こねやすい、機能性に優れたものもありますが、少し値段が張るので最初はなくても大丈夫です。
キッチン台や、まな板の上で捏ねるなど、とにかくスペースがあれば大丈夫です。
ホームベーカリーをお持ちの方は、こね作業をホームベーカリーに任せると便利です。
ケーキクーラー
焼き上がったパンを冷ますための網です。ケーキクーラーなどで検索すると沢山出てくると思います。
これは、なくても困ることはあまりないです。製菓用になりますが小さいサイズなら100均に置いてあります。
型
食パンの型など。型が必要ないパンを焼くなら必要ありません。
表には100均有と記載していますが、これはベーキングカップのことです。フィリングの入ったパン(例えばシナモンロールや塩パンなど)のフィリングが漏れ流れていくのを防いだり、丸い成形を整えたまま焼き上げたいときに便利です。
ベーキングカップは耐熱温度に注意して使用してください。
温度計
仕込み水の温度や、パン生地の正確な発酵のために使用します。
これはきっちりパン作りしたい人は使用した方がいい、というものなので、趣味で楽しむくらいなら、そこまで慎重にならなくても大丈夫かと思います。
発酵機
発酵環境を整えるための機械ですが、なくても大丈夫です。オーブンの発酵機能で十分ですし、発酵機能がなくても、温度にさえ気をつければ室内の常温でOK。
まとめ
パン作りに必要な基本的な道具のほとんどは、家にあるもので代用できます。
100均で購入可能と記載しているものは、製菓部門で取り扱っていることが多いです。お菓子作り用として置いてあることが多いですが、パン作りに使用できる道具もたくさんあるのでチェックしてみてください。
道具に関しては「買い揃えないと…」と構える必要はありません。まずは手元にあるもので、気軽にチャレンジしてみてください。
何か気になること、疑問などありましたら気軽にコメントください!
焼きたてパンの香りと美味しさは、きっと想像以上ですよ♪